インフレはつらいよ!あるサラリーマンの出勤風景―中国

Record China    2010年12月11日(土) 16時56分

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10日、中華工商時報は記事「インフレ下の都市生活サンプル、一人の生活はますます困難に」を掲載した。あるサラリーマンの出勤風景を通じて、中国のインフレを描いている。写真は四川省の市場。

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2010年12月10日、中華工商時報は「インフレ下の都市生活サンプル、一人の生活はますます困難に」と題した記事を掲載した。

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サラリーマンの鴻雁(ホン・イエン)さん。朝ご飯はいつも外食だったが、最近は家で食べるようになった。1碗1元(約12.6円)の豆腐脳(あんかけおぼろ豆腐)の値段は1.5元(約18.9円)に、鶏蛋灌餅(卵をはさんだクレープ状の軽食)は1.5元から2元(約25.2円)に値上がりしたのが原因だ。

朝ご飯を食べると出勤。この日は大混雑でバスはぎゅうぎゅう詰めの混雑だ。「こういう時、以前ならタクシーに乗っていました。会社まで30元(約378円)弱ですから。今はこれも節約です」と鴻さん。

満員のバスにどうにか乗り込むと、鴻さんは近況を話し始めた。「今年は大変です。本当に辛いのか、雰囲気なのかはわかりませんが。ストレスは相当です。北京の住宅は高すぎて買えないので、故郷に買ったんですが、そのローンの返済も始まります。月に2000元(約2万5200円)余り。月給の半分以上ですよ」と嘆いた。

以前と比べ外食の回数も減り、街にも出歩かなくなったとか。スポーツジムも値上がりしたため、退会した。雑誌も買うのをやめて、図書館で本を借りることにしたという。バスが到着し、会社についた。出勤時間まではあと十数分残っている。「タクシーだったら遅刻していたかもしれませんね。」鴻さんはそう言って笑った。(翻訳・編集/KT)

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