数千人が集まる暴動が多発=転換期迎え混乱する社会―中国

Record China    2010年12月9日(木) 12時49分

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7日、多維ニュースは記事「たちまち数千人が集結!?中国の集団事件が『頻発期』に突入」を掲載した。市民の怒りは格差や公権力の腐敗に根ざしているという。写真は25日、吉林省長春市でおきた集団事件。

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2010年12月7日、多維ニュースは記事「たちまち数千人が集結!?中国の集団事件が『頻発期』に突入」を掲載した。

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最近、中国では1000人以上が集まる集団事件(暴動など多くの人が集まることによって引き起こされた事件)が多発している。5日にも長春市で集団事件が起きたばかり。交通事故を起こした男が謝罪するどころか、被害者の老婦人を突き飛ばすなどの暴行に及び、人々の怒りを呼んだ。たちまち数千人の市民が集まり、男が乗る車を破壊した。

資料によると、1993年に発生した集団事件は年1万件。これが2003年には6万件に増加した。参加人数も73万人から307万人に増加。以後も右肩上がりの傾向が続いている。集団事件の頻発は中国社会が急速な転換期を迎えていることに起因している。基層コミュニティは弱体化し、公共権力は失われ変質している。社会矛盾と社会的利益が衝突する中、多くの集団事件が生まれた。

集団事件を減少させるためには社会改革が必要だ。富の再分配、貧困者の生存権保証、司法改革などが不可欠となる。また民衆が怒りに燃えた時、その思いを解放できる道を用意しておくことも必要だろう。(翻訳・編集/KT)

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