2010年12月7日、法制晩報によると、中国で高級ブランド品の消費が増加を続けている。シャネルのある店員は「割引をしているわけでもないのに、数万元するような商品を求めて来店する人がどんどん増えている」と話している。

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ベインキャピタルが発表した報告書「中国2010年奢侈品市場調査」によれば、中国における高級ブランド品サプライヤーの2009年の販売額は684億元（約8600億円）。特に下半期に入って市場が急速に拡大し、2010年も市場は年23％増という高い成長率になると予想されている。

報告書によれば、中国で最も人気のある高級ブランド品はコスメ・香水（09年の販売額169億元）と腕時計（同155億元）。また、購入者の若年齢化が進んでおり、消費者の55％が25〜34歳となっている。また、オンラインショップが高級ブランド品の消費を刺激していることに注目が集まっており、エンポリオ・アルマーニが中国向けにオンラインストア開設したほか、グッチやバーバリーなどがこれに追随すると見られている。

また、海外へ「買い物ツアー」に出かける人も増加を続けており、ぜいたく品消費全体の56％が海外で購入、国内での消費は44％だった。これは今年6月に過去4年で最低を記録したユーロ安の影響もあり、欧州圏の多くの有名ブランドでは、「本国での売り上げの2〜3割を中国人観光客が担った」としている。（翻訳・編集/岡田）