2010年11月26日、中国紙・上海証券報は、消息筋の話として、中国政府が2011年の国内総生産（GDP）成長率の目標を今年と同じ8％に維持するとの見方を伝えた。また、通貨政策は穏健な方向に転換し、新規貸出の規模は2010年の目標よりも引き下げられるという。中国各メディアが伝えた。

同紙によると、12月初めの中央経済工作会議で、2011年のマクロ経済政策の基調が決められる。インフレ防止と経済構造の転換がマクロ経済政策の重点になるが、全体として大きな転換が行われる可能性は低い。

消息筋によると、許容CPI（消費者物価指数）上昇率は、今年の3％から4％に引き上げられる。銀行の新規貸出額は、今年の目標の7兆5000億元を7％下回る7兆元になる見通し。一方、エコノミストの中には6兆元から6兆5000億元に減ると見方が出ている。（翻訳・編集/JX）