Record China 2010年11月20日(土) 8時29分
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18日、ソウルG20サミット終了後のオバマ米大統領記者会見で「アジアを代表して」質問した中国人記者について、「傲慢極まりない」と論じた記事が中国のブログサイトに掲載された。写真は09年4月、CCTV経済チャンネルの国際化戦略会議に出席した時のルイ氏。
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2010年11月18日、ソウルG20サミット終了後のオバマ米大統領記者会見で、「アジアを代表して」質問を強行した中国人記者について、「傲慢極まりない」と論じた記事が中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載された。以下はその内容。
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「アジアを代表して質問したい」―これが今年の流行語大賞にノミネートされるのは間違いないだろう。オバマ大統領が「最後の質問は韓国メディアに」と念を押したにも関わらず、堂々と割り込んだ中国中央テレビ(CCTV)の●成鋼(ルイ・チョンガン、●は草冠に内)アナの行為は、あのような国際的な場面では不適切だったとしか言いようがない。
ルイ氏は「韓国人記者が手を挙げなかったからだ」と話し、自らの行為がかえって場の雰囲気を救ったかのように話している。確かに取材の場は戦場だ。質問の機会を奪っても間違いではない。だが、「アジアを代表」する必要があったのか。ルイ氏はベテラン故なのか「代表意識」が強いようで、ロンドンでオバマ大統領に質問した時も「中国を代表して」「世界を代表して」と言っていた。
だが、ルイ氏に誰かを代表する権利があるのか。せいぜいCCTVの代表としか言えないだろう。では、CCTVは中国を代表しているのか?さらに言えば、中国はアジアの代表だと言えるのか?中国は東アジアの日本や韓国、南アジアのインド、西アジアのイランを代表していると言えるのだろうか?うぬぼれるのもいい加減にした方が良い。
中国が世界でどう思われているか。国内総生産(GDP)の急成長を武器に国際社会の批判にも耳を貸さず、「傲慢」になっているともっぱらの評判だ。そして、ルイ氏は一夜にして胡錦濤国家主席や菅直人首相などをも超えた「アジアを代表する人物」となった。外国人記者らはこれをどう見たか。間違いなく「傲慢」だと思っただろう。それは奇しくも国際社会における中国のイメージと合致する。その意味ではルイ氏は立派な「中国の代表」だと言えるだろう。
世界を代表する存在になるためには、「自信」「周りに認められること」「独りよがりではないこと」の3つが不可欠だ。GDPが上昇しても中国人の心理状態はまだ「大国の国民」のレベルに達していない。謙虚さが足りないし、分をわきまえた行動もとれない。中国人はまずは自分たちのことをしっかりするべきだ。誰かを代表しようなど、思い上がりも甚だしい。(翻訳・編集/NN)
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