Record China 2010年11月15日(月) 20時14分
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4日、汽車商業評論に掲載された記事「インターネット時代の情報中毒症」がブログサイトで紹介された。写真は4日、チャットソフト「QQ」を運営する騰訊がライバル会社のソフトでは「QQ」を利用できないようにすると発表。ユーザーは不便を強いられることに…。
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2010年11月4日、中国誌・汽車商業評論の賈可(ジア・コー)編集長が同誌10月号に掲載された記事「インターネット時代の情報中毒症」を中国のブログサイト・経済博客で紹介した。以下はその内容。
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新たな技術がヒトの行動にどのような変化を与えるか。ある研究機関の報告によると、パソコンで仕事をする人は1日平均50回も受信トレイを確認するそうだ。メールの整理に費やす時間は1日約2時間。これは一般ビジネスマンの2倍に相当する。常に「大事なメールを見逃してはいけない」という強迫観念にかられているためだ。
IT技術はもはや仕事や家庭などあらゆる域に深く入り込んでいる。研究によると、1日の仕事時間の中で「重要でないことに費やす時間」と「そこからまた集中力を取り戻すまでの時間」だけで実に28%を占めている。「重要な仕事のメールを書く時間」は25%、「会議」が20%、「情報検索」が15%。「考え事やビジネスの計画を立てる時間」はわずか12%だった。
インテルやIBM、マイクロソフトなどIT企業が共同で実施した「情報過多」が与える影響に関する研究によると、目の前の仕事が中断されると、元の集中力を取り戻すまでに25分かかるそうだ。情報が豊富になったことで便利にはなったが、人々は仕事中に平均8つのブラウザを開き、常に確認せずにはいられなくなった。1つのブラウザをのぞく時間は20秒以下だ。会議中もモバイル端末を手放さないが、肝心の会議内容は覚えていない。
大量の情報が溢れる社会で、人々は1つ1つをじっくり分析、整理、消化する時間を失っている。ニールセンによると、ネット上に掲載される文章の長さは1編につき、200単語を超えないそうだ。長い文章は敬遠されるのだという。「情報の数は多くても、結局我々は何も知らないと同じ」―これが現在の情報化社会における矛盾の1つだろう。我々は情報を手に入れたのではなく、情報の海の中でもがいているだけなのである。(翻訳・編集/NN)
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