Record China 2010年11月15日(月) 10時2分
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11日、中国の大中70都市の不動産価格が前年同月比、前月比ともに上昇幅が縮小するなか、「環首都経済圏」構想が進展する河北省は8カ月連続で上昇している。写真は河北省で開発された不動産。
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2010年11月11日、中国統計局が発表した中国不動産価格の統計によると、10月は大中70都市で前年同月比、前月比ともに上昇幅が縮小、北京市、上海市、広州市、杭州市など前年同月比で下落した都市もあった。政府の不動産価格抑制政策が功を奏したとみられるが、「環首都経済圏」構想が進展する河北省の不動産価格は上昇を続けている。12日付で中国新聞社が伝えた。
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同統計によると、河北省における今年1〜10月の新規販売面積と新規販売額は前年同期比でそれぞれ66.6%増と78.9%増を記録、全国平均のそれぞれ9.1%と17.3%を大きく上回った。河北省の省都・石家庄市では、今年3月から8カ月連続で上昇を維持している。
河北省の不動産が上昇を続ける背景には、北京市と河北省が共同で進める「環首都経済圏」構想がある。2〜3年以内に北京市と隣接する河北省の都市との単一都市圏化実現を目指すとし、すでに今年末に河北省の13市・県の市外局番を北京市と同じ「010」に統一することで北京市と河北省が同意している。
北京市政府研究室の史利国(シー・リーグオ)副主任は、北京市が現在作成中の「十二五(第12次5カ年計画、2011〜2015年)」の中で「首都圏の建設」に重要な位置づけを与え、北京市の都市鉄道を河北省方面へ合計1100キロメートル延長する計画を盛り込んでおり、すでに国務院(中央政府)に報告済みであることを明らかにした。交通と電話番号による首都圏化によって、河北省の不動産高騰が必ず問題化する、との指摘も出ている。(翻訳・編集/HA)
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