<広州アジア大会>政府「民家は夜間消灯せず開会式盛り上げに協力を」=市民は鼻白む―広東省

Record China    2010年11月9日(火) 7時1分

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6日、広州市政府は、12日夜に行われる広州アジア競技大会のオープニングセレモニーに花を添えるため、市民を動員して同市中の民家の明かりを点灯させる提議書を公布したが市民の反応は…。写真はセレモニーの予行練習。

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2010年11月6日、広州市政府は、12日夜に行われる広州アジア競技大会のオープニングセレモニーに花を添えるため、市民を動員して同市中の民家の明かりを点灯させる提議書を公布した。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

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記事によると、これに対して市民はインターネット上で大反発。「広州アジア大会では消灯し環境保護を」との呼びかけが反響を呼んでいる。「天涯」「新浪」「百度」などのポータルサイトのほか、中国ではアクセスが禁止されている「Twtter」上でも多くの書き込みがなされている。

呼びかけの具体的内容は、11月12日午後5時から13日の明け方まで家中を消灯し、環境保護に賛同しよう、というもの。「エコ」を掲げてはいるものの、その動機は政府への反感からだ。広州市の女性・曾(ゾン)さんは、おそらく他の多くの市民と同じように、アジア大会の開催で強いられる不便に耐えられず、アジア大会を誘致した広州市への抗議を示したいという。

過去数年間は市内中で道路工事と建築工事がなされ、どこへ行っても工事現場で激しく渋滞していたという。「アジア大会開催が近づいて工事が止まったと思ったら、今度は政府が『公共交通機関を30日間無料にする』という政策を打ち出したが、地下鉄は混雑しすぎて乗ることもできない。毎日数元(数十円)節約できるだけ」と曾さん。

あるインターネットユーザーは、「広州アジア大会の主題の1つはエコだったはず。当局は外見だけ美しく見せようとして逆に資源を無駄づかいしている」と指摘した。(翻訳・編集/津野尾)

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