<レコチャ広場>上海―香港高速鉄道が4年以内に開通、3時間半の距離に

Record China    2010年10月27日(水) 9時0分

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23日、中国の上海と香港を結ぶ高速鉄道が4年以内に開通することが発表され、19時間の道のりが3時間半に短縮されることになったことを紹介する記事が、中国のブログサイトに掲載された。写真は9月30日、浙江省嘉興付近の上海―杭州高速鉄道を走る「和諧」号。

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2010年10月23日、中国の上海と香港を結ぶ高速鉄道が4年以内に開通することが発表され、19時間の道のりが3時間半に短縮されることになったことを紹介する記事が、中国のブログサイト・網易博客に掲載された。以下はその内容。

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香港紙・商報によると、3〜4年後には1本の高速鉄道が中国の南と北の2大金融都市をつなげることになる。上海虹橋ビジネス区管理委員会の陳偉利(チェン・ウェイリー)主任は、上海―香港間の高速鉄道の開通は2013年〜2014年になると発表した。現在は九龍から上海まで行くのに19時間かかるが、開通後はこれが3時間半になるという。

同高速鉄道の全長は1300キロ。その一部である上海―杭州(浙江省)は今月26日に開通、上海・虹橋国際空港と杭州を45分の距離にする。このほかの区間は、杭州―寧波(浙江省)、寧波―福州(福建省)、福州―アモイ、アモイ―深セン(広東省)、そして深セン―香港。すでに寧波―福州と福州―アモイは開通済み、これに続き2012年にはアモイ―深セン、2011年末には杭州―寧波が開通する予定だ。

最も遅れているのは深セン―香港。実は香港にはもう1本、北京―香港高速鉄道の一部である「広深港旅客専用線」(広東省広州―深セン―香港)が建設される予定になっているからだ。今回発表された上海―香港高速鉄道はこれと重複することになり、本来であれば建設する必要はない。「広深港」線の開通は2015年とされている。

そのため、陳主任が発表した「2013年〜2014年に開通」する区間は、上海から深センまでを指しているのではないかとするアナリストもいるが、香港までの区間を急ピッチで完成させる可能性もないわけではない。陳主任は上海―香港高速鉄道の建設について、「世界的な金融危機後にもたらされた大きなチャンス。内需拡大のためにも重要なプロジェクト」と話している。

中国政府は金融危機対策として公共投資に4兆元(約48兆円)を投じると発表したが、そのうちの半分を鉄道建設に充て、2015年までに4万キロを完成させる方針を示している。(翻訳・編集/NN)



   

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