米・伊が相次いで中国武器市場の獲得に食指、まず輸送機の輸出開始目指す―中国紙

Record China    2010年10月26日(火) 10時8分

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24日、米ロッキード社輸送機・C―130ハーキュリーズの中国への輸出が開始される公算が高いのに続き、イタリア・フィンメカニカ社もC―27J輸送機を中国市場に向けて販売する意向を示している。写真はC―27J輸送機。

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2010年10月24日、国際在線によると、米ロッキード社による中国への輸送機・C―130ハーキュリーズ輸出の動きに続き、イタリア・フィンメカニカ社もC―27J輸送機を中国市場に向けて販売する意向を示している。

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記事はこれに関連して、「欧米諸国が武器の対中輸出を制限しているのは現下の国際情勢にそぐわない」「各国はこの輸送機の輸出解禁を、対中国武器輸出開始の突破口にしたいはずだ」などと指摘した。

オバマ米大統領は最近、米国会に対してC―130輸送機の輸出制限の取り消し決議を求めたが、その理由に「海上で発生する油漏れ汚染における中国の清掃能力の強化」を挙げていた。欧州の軍需企業はこれを好機ととらえ、中国市場への輸送機売り込みに向けて動き始めているという。

輸送機解禁の建前は「中国の人道支援における能力強化」だ。戦闘機、戦車、軍艦など攻撃能力が高い武器と比べ、輸送機は攻撃装備を備えていないものが多く、「民用性」が高いとされている。特にC―130輸送機は、災害発生時における被災地での救援活動で使用されてきた背景があり、パキスタンなどからは「輸送機の輸出解禁による中国の人道支援能力強化は、国際社会に益する」との声もあがっている。(翻訳・編集/津野尾)

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