Record China 2010年10月20日(水) 23時28分
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18日、英保険大手RSAがリスクに関する世界調査の結果を発表。全世界で最も憂慮されているのは「止まらない生活費の上昇」であったのに対し、中国で最も危惧されているのは「地震」であることがわかった。写真は10年4月に中国青海省で発生した地震の被災地。
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2010年10月18日、英保険大手ロイヤル・アンド・サン・アライアンス(RSA)が、上海市でリスクに関する世界調査の結果を発表した。19日付で人民日報が伝えた。
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7カ国の7000人を対象にしたこの調査でわかったことは、多くの人にとってより深刻なのは世界規模のリスクよりも個人・ローカルレベルでのリスク。そして全世界の統計結果と中国での統計結果には大きな違いが出たこと。世界で最も憂慮されているのは「止まらない生活費の上昇」であったのに対し、中国で最も危惧されているのは「地震」であることがわかった。
世界全体の統計結果では、最も恐れるリスクとして「止まらない生活費の上昇」が挙げられ、次いで「がん」「スピード運転/無責任なドライバー」「飲酒運転」「気候変動」となった。一方、中国では「地震」に続き「食品安全」「がん」「飲酒運転」「水道水汚染」という結果が出た。
RSAの中国の子会社・太陽聯合保険の中国地区戦略・市場ディレクターは、「調査当時、中国では青海省の大地震が発生したため、このような結果が出たのだろう。食品安全や水道水に対しての不安は中国特有の不安要素と言える」とした。また、世界全体としては、気候変動など地球規模のリスク以上に、個人・地区レベルでのリスクのほうが強く実感されている傾向があった。今後新たに発生する不安要素については、「新型エネルギーやテクノロジーに関するものが増えてくるだろう」と予想している。(翻訳・編集/愛玉)
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