中国人ツアー客の集団失踪事件、韓国のビザ緩和政策に影響か―中国紙

Record China    2010年10月19日(火) 19時5分

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19日、韓国・済州島を訪れていた中国人の団体ツアー客44人が集団失踪した事件を受け、北京の旅行関係者の間で韓国政府の中国人観光客に対するビザ発給緩和の動きに影響が出るとの見方が広がっている。写真は済州島。

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2010年10月19日、韓国・済州(チェジュ)島を訪れていた中国人の団体ツアー客44人が集団失踪した事件を受け、北京の旅行関係者の間で韓国政府の中国人観光客に対するビザ発給緩和の動きに影響が出るとの見方が広がっている。北京晨報が伝えた。

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問題となっているのは17日、イタリアの豪華客船「コスタ・クラシカ」号に乗って済州島を訪れていた中国人ツアー客44人が集団で行方をくらました事件。うち11人は済州市内のホテルで保護されたが、残る33人の行方はいまだに分かっていない。

韓国政府は中国人向け観光ビザの発給要件を緩和する方針を示しており、済州島は2008年2月から、30日以内の滞在に限りノービザでの入国が許可されている。また、今年7月からは北京市民に限り、観光ビザを個人で申請できるようになったほか、ソウル市ではビザ免除も検討していると伝えられたばかりだ。

今回の失踪事件はこうした緩和政策に影響を与えるものとして、北京の旅行業界に衝撃を与えた。豪華客船に乗って済州を訪れた中国人観光客が失踪事件を起こしたのは今回が初めてのことだが、2008年には上海から飛行機に乗った21人が同様に失踪事件を起こしている。

事件はネットユーザーも高い関心を示しており、「中国人の海外でのイメージに泥を塗る行為」「同じ中国人として恥ずかしい」など批判の声が多数あがった。(翻訳・編集/NN)

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