2010年10月15日、米財務省は、議会に提出する主要国・地域の為替政策に関する半期報告書の公表を延期すると発表した。16日、環球網が伝えた。

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発表は11月のG20サミットの後になるもよう。中国との軋轢をさけての決断と見られる。ガイトナー米財務長官は、中国が人民元上昇のペースを加速させたことを「称賛」するなど、配慮がうかがえる。

一方で、米議会にはなおも強硬に人民元の大幅切り上げを求める勢力も存在する。米民主党のマイク・ミショー下院議員は、「私に言わせれば、財務省の延期決定はおかしい」「財務省の行動は政府が中国の不公正な通貨政策の是正に強硬な態度をとるつもりがないことを示している」と不満を表明した。（翻訳・編集/KT）