Record China 2010年10月16日(土) 13時32分
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14日、四川省カンゼ・チベット族自治州当局は今月8日に起きた亜硝酸塩中毒事件に関する記者会見を開き、ホテルの調理人が亜硝酸塩を食塩のかわりに使用したとの調査報告を発表した。写真は事件の入院患者。
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2010年10月14日、四川省カンゼ・チベット族自治州当局は今月8日に起きた亜硝酸塩中毒事件に関する記者会見を開き、ホテルの調理人が亜硝酸塩を食塩のかわりに使用したとの調査報告を発表した。15日付で広州日報が伝えた。
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8日、四川省カンゼ・チベット族自治州濾定県のホテルで食中毒が発生。宿泊客1人が死亡、42人が入院する騒ぎとなった。原因は食事に工業用の亜硝酸塩が使われていたことだった。濾定県の海螺溝は美しい氷河で知られる観光地。10月1日からの国慶節休暇を利用した旅行は、とんだ大惨事となってしまった。
捜査の結果、ホテルが今年2月、着色料、防腐剤として亜硝酸塩を購入していたことが判明した。10月8日、朝食を作る調理人が間違えて亜硝酸塩を食塩として使用したことで今回の事件が起きたという。当局によると、入院患者36人と死者の遺族との間では和解が成立、賠償金が支払われた。残る6人の被害者(いずれも成都市から来た個人旅行客)とは賠償金額で合意できず、交渉が続いている。
発表では全ての責任は調理人のミスということで説明されたわけだが、なお疑問が残る。四川省疾病予防管理センターが発表した検査報告によると、調理場の化学調味料にも基準値を大きく超える亜硝酸塩が含まれていた。なぜ化学調味料にまで亜硝酸塩が混入したかについては当局は説明していない。(翻訳・編集/KT)
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