中国製粉ミルクの安全性確保へ、原料乳を海外に求めるメーカー続出―中国

Record China    2010年10月15日(金) 12時14分

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14日、中国の粉ミルクメーカーがニュージーランドの乳業メーカーを買収する動きを活発化させている。原料乳の安全性をアピールすることで「国産離れ」の消費者を抱え込みたい考えとみられる。写真は乳業大手、伊利集団の粉ミルク製造工場。

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2010年10月14日、中国の粉ミルクメーカーがニュージーランドの乳業メーカーを買収する動きを活発化させている。原料乳の安全性をアピールすることで「国産離れ」の消費者を抱え込みたい考えとみられる。広州日報が伝えた。

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中国では中国製粉ミルクを飲んだ赤ちゃんが結石を発症したり、乳房が膨らんだりするなどの事件により、国産ミルクに対する信頼が失墜。割高でも命には代えられないと、個人輸入などで海外製ミルクを調達する親が急増している。

そんな中、中国の各乳業メーカーは離れていく消費者を何とか呼び戻そうと原料乳を海外に求める動きを見せ始めている。記事によると、13日、中国・内モンゴル自治区に本社を持つ乳業第2位、伊利(イリ)集団がニュージーランドの乳業メーカー・ニュージーランドデイリーズの買収に向け、親会社のロシア企業Nutritekと話し合いを進めていることが分かった。

これに先立ち、7月には上海の乳業大手、光明集団がニュージーランドの乳業メーカー、シンレイ・ミルクの株式51%を取得することを発表したほか、これを商機とにらんだ福建省の富豪、陳発樹(チェン・ファーシュー)氏らが設立した乳業会社もニュージーランド最大の私営牧場の権益20%を取得。雅士利集団も買収先を物色している最中であることを明かしている。(翻訳・編集/NN)

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