Record China 2010年10月15日(金) 8時57分
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13日、黄河デルタ地域が深刻な環境問題に直面していると香港紙が報じた。中国初の「環境に優しい経済開発区」とされているが、実態はかなり厳しい。写真は黄河デルタに位置する山東省[シ維]坊市濱海経済開発区のクリーンエネルギー産業園に設置された風力発電機。
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2010年10月8日、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙が、黄河デルタ地域が深刻な環境問題に直面していると報じた。同地域は中国初となる「環境に優しい経済開発区」とされているが、実態はかなり厳しいものになっている。環球時報の13日付の報道。
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黄河デルタ地域は、経済性よりも可能な限り環境に優しく「エコ」を優先することを名目に開発が行われるとされたが、北岸に当たる山東省では工業の発展ばかりが現在も優先されており、とくに黄河が渤海に注ぐデルタ地帯に位置する東営市は国内第2の油田を抱え、石油化学関連のエネルギー多消費産業が地元の主要産業となっている。
現地を訪れた国家環境保護総局の顧問によれば、同地域は水資源が乏しい中、汚染浄化に大きな負荷がかかっているにもかかわらず、他地域をさらに上回る経済成長も求められていると指摘する。ここも珠江デルタ、長江デルタに続く製造業拠点となれば、中国沿岸部の生態環境の破壊が加速する可能性はきわめて高く、環境との親和性が高い新たな成長モデル形成はこれまで以上に難易度が高まる。(翻訳・編集/岡田)
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