Record China 2010年10月12日(火) 17時57分
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2010年10月9日、中国人民大学の鄭風田教授はブログにエントリー「韓国でなぜ『キムチ危機』が発生したのか?」を掲載した。世界各地で異常気象が増える中、「キムチ危機」は決して他人事ではないと警告している。写真は2010年1月、鄭州市。野菜卸売市場。
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2010年10月9日、中国人民大学の鄭風田(ジョン・フォンティエン)教授はブログにエントリー「韓国でなぜ『キムチ危機』が発生したのか?」を掲載した。以下はその抄訳。
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10月初頭、韓国では白菜の価格が高騰した。白菜1個が前年同期比で7倍の1万ウォン(約735円)以上という高値をつけている。今年8月と比較しても3倍も値上がりだ。実は値上がりしているのは白菜だけではない。ニンジンは前年比4倍弱、カボチャや豚肉の価格も3倍に値上がりした。価格の高騰に同国北東部の江原道では野菜泥棒が多発したという。
野菜価格の高騰は異常気象が原因。白菜生産量は例年と比べ、40%も減少する見通しだ。こうした異常気象はなにも韓国に限られるものではない。ロシアやウクライナの干ばつは小麦生産量の減少を招き、世界的な小麦価格高騰を招いている。パキスタンの大洪水も米生産に大きな影響を与えるものとなった。
韓国政府は、「キムチ危機」を輸入によって解決しようとしている。10月1日、韓国政府は白菜と大根の関税撤廃を発表。中国から白菜160トンを緊急輸入した。人口4000万人あまりの韓国が、巨大な供給地である中国から白菜を輸入することは決して難しいことではない。問題は中国だ。もし中国の穀物価格が高騰したとすれば、中国はどこから輸入できるのか?13億人という膨大な人口を誰が養うというのだろうか?(翻訳・編集/KT)
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