<レコチャ広場>日米両軍の軍事演習は愚挙=今、日中両国の智恵が問われている

Record China    2010年10月10日(日) 20時23分

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8日、著名な中国人ブロガー・田一楓氏はブログにエントリー「日中関係は現在の苦境から抜け出すことはできるのか」を掲載した。写真は2006年10月8日、安倍晋三元首相の中国訪問時の天安門広場。

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2010年10月8日、著名な中国人ブロガー・田一楓(ティエン・イーフォン)氏はブログにエントリー「日中関係は現在の苦境から抜け出すことはできるのか」を掲載した。以下はその抄訳。

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「一衣帯水」の隣国である日本と中国。地理を変えられない以上、両国は共存の道を探るしかないが、近代以来、異常な関係が続いている。米国に依存しているがゆえに、中国を必要としていてもストレートにコンタクトを取れない日本。歴史問題があるがゆえに、相手を「普通の国」として見られない中国。結局、あいまいな状態が続いてきた。

今回の尖閣問題によって、日中両国の民族主義的感情は空前の高まりを見せている。外交にも影響を与え、両国政府は民意の圧力という圧力を受けている。この状況下で、いかに互いの守るべきラインを主張し、一方であうんの呼吸で危機に対応するか。両国の政治的、外交的智恵が問われている。

思うに尖閣問題は「現状維持」という従来のラインに戻るしかないだろう。「現状維持」を破壊するような振る舞いによって事件が繰り返されるようなことは絶対に避けなくてはならない。日本は今だ強硬な態度を捨てておらず、米国と共同で「離島奪回」を想定して軍事演習を行う予定だという。日本政府のこうした行動には何の利益も生み出さない。新たな緊張を作り出すだけだ。日中関係がどこへ向かうのか。現在、そのボールは日本側にある。中国もまた冷静に観察し、この困難な局面に対応する準備が必要となるだろう。(翻訳・編集/KT)

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