Record China 2010年10月8日(金) 19時0分
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8日、南シナ海の西沙(パラセル)諸島でベトナム漁船が中国当局に拿捕され、ベトナム政府が中国側に無条件釈放を求めている。写真は09年8月、西沙諸島を警備する中国海南省の国境警備総隊。
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2010年10月8日、南シナ海の西沙(パラセル)諸島でベトナム漁船が中国当局に拿捕され、ベトナム政府が中国側に無条件釈放を求めている。環球時報が伝えた。
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記事は複数のベトナムメディアの報道として、9月11日、西沙諸島沖で操業中のベトナム漁船1隻(乗組員9人)が中国当局に拿捕されたと報じた。これを受け、ベトナム外務省領事局が同21日、在ベトナム中国大使館に即時に全員を無条件釈放するよう要求。これに対し、中国側は「漁船は爆薬を使って漁をしていた。罰金を支払えば釈放する」などと答えた。ベトナム外務省は「中国側が漁船を拿捕し、処罰する理由はない」と反発している。
また、ロイター通信が伝えたところによると、今回の事件はちょうど尖閣諸島沖での中国船衝突事件のすぐ後に起きており、ベトナム人の多くは中国漁船を拿捕した日本に激しく反発する中国の姿に高い関心を寄せている。ネット上では、ベトナム政府も中国が尖閣事件で見せたような強硬な態度をとるべきとの声も多く挙がっている。
こうした問題について、南京大学国際関係研究院の計秋楓(ジー・チウフォン)教授は、「釣魚島(尖閣諸島の中国名)での衝突事件、そして今回の事件のいずれも相手の挑発が引き起こしたもの。中国に領土問題で妥協を迫っても譲歩するわけがない」と話している。(翻訳・編集/NN)
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