出稼ぎ両親と離れて暮らす農村の「留守番児童」は5800万人―中国

Record China    2010年10月9日(土) 11時42分

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6日、中国の農村部には、出稼ぎに出た両親と離れて暮らしている「留守番児童」が約5800万人存在し、そのうち4000万人以上が14歳以下であることが分かった。写真は10年8月、河南省の留守番児童。

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2010年10月6日、中国・全国心系系列活動組委会などが共同で発表した「農村の留守家庭に残された児童の家庭教育活動調査・分析報告」によると、中国の農村部には、出稼ぎに出た両親(農民工)と離れて暮らしている「留守番児童」が約5800万人存在し、そのうち4000万人以上が14歳以下であることが分かった。新華社通信(電子版)が伝えた。

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同報告によると、子供を故郷に置いて出稼ぎに出ている農民工のうち、出稼ぎ期間が1年以上の農民工は6割以上に達している。そのうち、出稼ぎ期間1年が37.8%、同5年以上が28.5%の割合を占めている。

同報告は「出稼ぎ期間が1年未満の農民工の子供は大部分がまだ幼少だが、今後大きな変化がない限り、子供の成長につれて出稼ぎ期間が長期化する可能性が高い」と予測している。

また、同報告は「両親の出稼ぎ期間の長期化につれて、大部分の家庭で一家団欒の機会が非常に少なくなっている」とし、「両親の不在期間が長期化し、親子が離れて暮らす時間が長くなればなるほど、家庭におけるしつけや教育の不全が深刻化している」と指摘している。(翻訳・編集/HA)

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