「中国との貿易関係を重視すべき」との論調、高まる―ロシア

Record China    2010年10月5日(火) 15時17分

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3日、ロシアで中国との関係を重視すべきだとの論調が強まっている。ノーボスチ・ロシア通信社が9月28日付で「対中関係は飛躍的な改善が求められている」との記事を掲載した。写真は中国・黒竜江省大慶市の油田。

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2010年10月3日、環球時報によると、ロシアで中国との貿易関係を重視すべきだとの論調が強まっている。ノーボスチ・ロシア通信社が9月28日、「対中関係は飛躍的な改善が求められている」との記事を掲載した。

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先日、ロシアのメドベージェフ大統領が中国を訪れた際に、中国の国際貿易において対ロシアが占める割合はわずか2%に過ぎないことを明かした。これをノーボスチは「不快な数字」と報道。しかし、問題は経済にとどまらない。米中の関係が戦略的にも徐々に深まっているのに対し、中ロ関係はさほど重視されておらず、中国がロシアに期待しているのはロシアの保有する資源にとどまっているという。

中国はかつてロシア(旧ソ連)から技術を学び、あるいは模倣したが、その後中国は技術開発に注力し、いわばロシアから脱却したといえる状態に至った。世界の経済もイノベーションも中国を含めたアジアに転換しつつある中、ロシアは戦略的に新たな見方を求める必要に迫られていると、記事は指摘している。アムール州スカヴォロディーノ市から中国・黒竜江省大慶市への送油管建設プロジェクトもそのひとつ。こうした大々的な経済プロジェクトを利用して政治関係の推進を深めることがカギとなるだろう。(翻訳・編集/岡田)

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