常駐外国人記者が増加、取材環境の改善も原因か―中国

Record China    2010年10月2日(土) 14時16分

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9月30日、ロイターのアジア・太平洋支局、英BBCの東アジア総局、スペインのテレビ局「テレビシオン・エスパニョーラ」の北アジア支局などが北京市内に移転したと香港紙が報じた。写真は北京市内で取材を行う外国人記者。

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2010年9月30日、香港紙・文匯報は、ロイターのアジア・太平洋支局、英BBCの東アジア総局、スペインのテレビ局「テレビシオン・エスパニョーラ」の北アジア支局などが北京市内に移転したと報じた。中国新聞社が伝えた。

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記事によると、金融危機以降、各国のメディアでは海外に常駐する記者を削減するなどの措置がとられているなかで、中国に常駐する記者は逆に増加しているという。記事はこの理由について、中国の取材環境がより開かれ、透明になってきたからではないか、と評している。

米CNNの初めての記者が中国にやってきたのが38年前だ。当時、外国人記者は政府系メディアに取材して情報を得るしかできなかったという。「衣食住にも不便があり、記者会見もなければ、スポークスマンもいなかった。外国人に開かれた唯一のルートは、中国外交部新聞司の電話番号だけだった」と米ウォール・ストリート・ジャーナルの記者も振り返る。

しかし現在、大きな変化が生じている。外国人記者が開放地区(※)で取材活動を行う場合、政府機関への事前の申請は必要なくなり、大部分の省・自治区・直轄市ではスポークスマン制度も設立されているという。(翻訳・編集/津野尾)

※訳者注―外国人の立ち入りが制限される未開放地区以外の地域を指す。

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