赤ちゃんから高級品三昧、有名ブランドがこぞって低年齢化戦略―中国

Record China    2010年10月4日(月) 12時26分

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9月30日、世界の各ファッションブランドが子供服に力を入れつつある。特に成長が期待できる中国市場に注目しているという。写真は10年9月、上海市で行われた子供服ブランド「i-baby」の2011春夏コレクション会場。

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2010年9月30日、中国・YOKA時尚網によると、世界の各有名ブランドが子ども向け商品市場に力を入れつつある。ポール・スミスやフェンディ、DKNYなどいずれも高級子供服のラインナップで充実化を図っており、イタリアで行われた子供服の見本市「ピッティ・イマジネ・ビンボ」には、今年になってグッチも初めて出品した。

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ディオールやバーバリー、ラルフ・ローレンなど多くのブランドが子供服を手がけているが、ここ2年ほどの間で景気が世界的に大きく後退したにもかかわらず、子供服に関しては消費がほとんど衰えていないという。英育児誌「Junior」のファッションディレクターLinda McLean氏は「子供服市場の活況はここ最近になって突如湧いたものではない。この10年間で継続して拡大しており、高級ギフト市場としても今後も大きな成長が見込まれている」と話す。

子どもに多額のお金を費やす親は中国でも少なくない。特に若い層を中心として親自身も高価なブランド品を好む傾向が高いが、持ち家に自家用車、高級時計…と消費が一巡した後、彼らが目を向けたのが子供である。生まれたばかりの頃から子どもにも食事、衣服、おもちゃに至るまで、最高のものを与えようとする人が大都市圏に多く存在している。

中国のある専門家は、「2015年には中国都市部の高収入世帯は440万戸を超えると予測されており、さらに大きな市場を生むことが予想されている」としており、子ども向けの衣類や服飾品についても各ブランドが中国市場に注目している。今年4月、クリスチャン・ディオールの子供服ブランドbaby Diorが上海に上陸したほか、グッチやバーバリーなども中国市場にターゲットを絞っている。(翻訳・編集/岡田)

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