Record China 2010年10月1日(金) 12時26分
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26日、米紙は、経済大国となった中国が武力を誇示して威張り散らすようになったことで、アジアの隣国や米国に緊張を与えていると報じた。写真は6月、中国の有人深海探査艇「蛟龍号」が南シナ海で海面下3759mまで潜水して立てた中国国旗。
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2010年9月26日、米紙ロサンゼルス・タイムズは、経済大国となった中国が軍事強国としての顔も見せ始め、武力を誇示して威張り散らすようになったことで、アジアの隣国や米国に緊張を与えていると報じた。30日付で環球時報が伝えた。以下はその内容。
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南シナ海、東シナ海、黄海―これら海域で展開される中国と隣国の紛争あるいは摩擦は、ワシントンの警戒を引き起こしている。米太平洋軍司令官のロバート・ウィラード氏は「中国の軍事力は増強を続けている。この海域における我々の行動の自由に挑むことを目的としているのは明らか」との見方を示す。だが、中国人は「すべては自分たちの主権を取り戻すため」だと言い、米国に「余計な口をはさまないよう」要求している。
こうした雰囲気の中、東南アジアの小国たちは中国が彼らの未来にどんな影響を与えるのか気が気でない。ベトナムやシンガポールなど一部の国は、米国のアジアにおける大規模な軍事力が引き続き中国を牽制するよう求めている。中国がこれほど激しい剣幕を見せるようになったのは、中国軍が新たな影響力を獲得した証拠だろう。中国のある匿名の外交官は「軍にとっては情勢が緊迫化するほど予算が増えるというメリットがある」と言っていた。
一連の行動は隣国や米国に探りを入れるためのようだが、事態は自分たちが意図しない結果を生んだようだ。中国の好戦的な態度は米国と日韓、ベトナムの関係を過去最強とし、中国は態度の軟化も見せ始めた。だが、基本的に強気な姿勢は変わらないだろう。中国は日増しに勢力を弱める米国を前に、経済力を駆使して米海岸付近に艦隊を送り込んだらどうなるだろう、と考えているのだ。米国は太平洋における軍事大国としての独占的な地位を失う危機に直面しているのかも知れない。(翻訳・編集/NN)
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