投資家ジョージ・ソロス氏、「中国は既に米国抜き世界一の経済大国」―中国紙

Record China    2010年9月19日(日) 22時21分

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15日、著名投資家のジョージ・ソロス氏が「中国はすでに米国を抜いて世界一の経済大国となった」と発言した。写真は石炭を加工する女性作業員。20省で最低賃金基準を引き上げるとの当局の発表があったばかり。

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2010年9月15日、ロイター社が主催した交流会の席上で、投資家のジョージ・ソロス氏が中国はすでに米国を抜いて世界一の経済大国となった、と発言した。17日付で中国経済網が伝えた。

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ソロス氏は経済成長の重心は既に先進工業国から新興国に、驚くべき速度で移っていると指摘した。また、国際金融危機がこの速度をさらに早めることになったとし、米国、日本や欧州の工業国が軒並み大打撃を受けるなかで、中国などの新興国が受けたダメージは小さい、との見方を示した。

同氏は、その経済成長速度の世界経済に対する貢献という観点からも、その経済規模による世界経済への影響力という観点からも、中国は既に米国を抜き世界一の経済大国になっているとの見解を示した。一方で中国の消費規模はまだ米国に及ばないため、世界経済の回復速度が緩やかとなっている、と分析した。

しかしながら、低く抑えられた人民元が、世界経済の舞台が中国を中心とする新興国に移ってきた原因の1つだとして、米国は引き続き中国に元の切り上げ圧力をかけるべきだと同氏は指摘。強い人民元は中国経済を利することを中国は理解してほしい、と注文をつけた。(翻訳・編集/中原)

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