新興国は中国の台頭に適応せざるを得ない―インドネシア紙

Record China    2010年9月15日(水) 14時3分

拡大

13日、インドネシアのマリ・パンゲストゥ貿易相は、中国の経済成長スタイルの変化に伴い、アジア地域の他の新興国も変化を余儀なくされるとの見方を明かした。写真は南京市内に掲げられた中国政府の公益広告。

(1 / 2 枚)

2010年9月14日、インドネシアのジャカルタ・ポスト紙は、中国経済の成長スタイルの変化により新興国の経済戦力も変化せざるを得ないと伝えた。インドネシア貿易省のマリ・パンゲストゥ大臣は13日、中国・天津で開幕した世界経済フォーラム(WEF)の席で「中国の経済成長スタイルの変化に伴い、アジア地域の他の新興国も変化を余儀なくされる」と話した。環球網が伝えた。

その他の写真

パンゲストゥ貿易相は「インドネシアのような新興国はいずれも中国の経済成長がもたらす世界経済の新たなバランス構造に適応していく必要がある」とし、「中国の競争力は、今後は安価な労働力からハイテクやサービスといった分野へとシフトしていく。そうした変化が我々のような立場の新興国に新たな課題をもたらすだろう」と話した。

インドネシアには今年4月、著名スポーツシューズメーカー3社が中国から工場を移転させているほか、製靴企業6社が中国やベトナムから工場を移しており、パンゲストゥ貿易相は「インドネシアには安価な労働力だけでなく、熟練した職人の技術や豊富な原材料がある」と、移転を計画している企業に向けアピールし、将来的にはサービス産業や通信技術などの分野にも参入していく計画を明かしたが、中国と正面から競争するような状況は避けたいとの意向を示した。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携