携帯電話の充電器仕様統一へ―中国情報産業部

2006年12月18日、中国の情報産業部によると、携帯電話を新機種に買い換える場合に無駄になる「充電器」の問題が浮上している。近年、携帯電話のデザインや機能の発達によって、1台の携帯電話を使い続けるサイクルがどんどん短くなっている。新しい機種を入手した時点で、古い機種の充電器は不要になる場合が多い。同じ会社の機種同士で端子が合致することもあるが、ほとんどの場合、互換性がないので捨てられるか、部屋の片隅に追いやられるか、いずれにしても邪魔な存在となることは確かだ。

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2006年10月現在、中国の携帯電話の利用者は約4億5000万人、国民の3人に1人は持っていることになる。普通の家電製品に比べ携帯電話の買い替え需要は高く、機種変更は毎年1億台を超えるほどだ。そのたびに不使用になる充電器の削減には、接続端子の仕様を統一することが課題となる。1台の充電器を長く使用できれば、製造元にも消費者にも、環境面でも合理的だと情報産業部の担当責任者は言う。各メーカーに対し、充電器接続端子の仕様を統一することを環境保全の立場から強く指導していきたいと話している。