インドネシア、BRICsに匹敵する経済成長―香港紙

Record China    2010年9月6日(月) 7時42分

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2日、東南アジアで発展の前途が最も有望と評価されているインドネシアが、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)に加えられる可能性があると香港英字紙が報じた。写真は米ドルとインドネシア・ルピア。

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2010年9月2日、香港英字紙・アジアタイムズは、東南アジアで発展の前途が最も有望と評価されているインドネシアが、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)に加えられる可能性があると報じた。中国経済網が伝えた。

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「BRICs」は、投資銀行ゴールドマン・サックスのエコノミストであるジム・オニール氏が、01年に投資家向けレポートで初めて使用した用語で、経済成長がめざましく、潜在的成長力が最も強大な新興4か国の頭文字を表している。同社は、2050年には新興4か国の経済規模が、米国を除いたG7メンバーの合計を超え、世界経済成長の主役になると予測しているという。

記事は、「経済成長の速度と潜在的成長力だけを単純に見れば、インドネシアが新興4か国の新メンバーになる資格は十分」とし、同国が最近2年間、東南アジアで最も高い経済成長率を示していることを理由に挙げた。また国際通貨基金(IMF)のインドネシア代表も、「GDP成長速度、株式市場の動向などからみても、インドネシアはロシアやブラジルに比べて何の遜色もない」と語る。

しかし記事は、その一方で「インドネシアはBRICs各国に遅れをとっている部分も少なくない」とし、その例として、同国の外貨準備高と国外からの直接投資額の不足を挙げ、「インドネシア政府は、巨額の外資の流れによる金融の混乱を懸念しており、現段階では外資の流入を厳しく制限している」と指摘した。

さらに、その国の債務の返済能力を示すソブリン格付による評価が現段階では低いというネックも存在している。格付大手フィッチレーティングスは今年1月、同国の長期外貨建ておよび自国通貨建て発行体デフォルト格付けを、それぞれ「BB」から「BB+」に引き上げたが、インドネシア政府が国外向け国債を発行して資金調達を図るためには十分な評価ではない。(翻訳・編集/HA)

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