長江のコイやナマズから環境ホルモン検出、「性早熟」誘発の原因か―中国

Record China    2010年8月30日(月) 15時27分

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30日、長江流域に生息する野生のコイとナマズから、内分泌撹乱化学物質(環境ホルモン)とされるノニルフェノールとオクチルフェノールが検出された。写真は長江流域で魚をとる漁師たち。

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2010年8月30日、長江流域に生息する野生のコイとナマズから、内分泌撹乱化学物質(環境ホルモン)とされるノニルフェノールとオクチルフェノールが検出された。中国広播網が伝えた。

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環境ホルモンは、就学前の幼児に第2次性徴が現れるなど生殖異常の原因と考えられている。記事によると、国際環境保護団体が25日に発表した報告で、長江流域に生息する野生のコイとナマズから環境ホルモンとされるノニルフェノールとオクチルフェノールが検出されたことが分かった。調査は、今年1−3月、長江流域の重慶市、湖北省武漢市、安徽省馬鞍山市、江蘇省南京市で、地元の漁師が長江でとったばかりのコイとナマズを集め、英エクセター大学で分析したもの。このほか、有機フッ素化合物のペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)や水銀、カドミウム、鉛も検出された。

この調査結果について、安徽大学生命科学院の孫慶業(スン・チンイエ)教授は「中国にはノニルフェノールとオクチルフェノールを規制する法律がない。先進国は何年も前から規制に取り組んでいる。中国も実態解明に努め、関連法の制定を急ぐべきだ」と指摘した。(翻訳・編集/NN)

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