2010年8月27日、甘粛省舟曲県大型土石流災害救援対策指揮部メディアセンターは、伝染病流行を避けるため、28日0時より三眼峪地区への立ち入りを禁止すると発表した。遺体捜索作業も打ち切られることとなった。被害者数は死者1456人、行方不明309人と確定した。中国新聞社が伝えた。

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舟曲県の迭目江騰（ディエムージアンタン）県長は立ち入り禁止の理由として、災害発生から時間が経ち救援に有効な時間が過ぎたこと、現地に生存者の痕跡がないこと、他の土石流被災地で生じた土砂を廃棄する場所が必要なこと、三眼峪地区は土石流の多発地帯で再建には向かないことを挙げている。また、捜索を続ければ、腐敗した遺体から伝染病が広まる懸念もあるという。

土石流によるダム湖形成、川の水位上昇で舟曲県中心地は冠水していたが、現在、水位は下がり続けている。30日までには水位低下作業は終了し、水没部分もすべて水上に現れるという。（翻訳・編集/KT）