中国、2010年の経済成長率は10%超の可能性―世界銀行副総裁

Record China    2010年8月23日(月) 9時1分

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19日、世界銀行副総裁兼チーフエコノミストの林毅夫氏は、中国の今年の経済成長率は10%を超えるとの見通しを示した。写真は中国の鉄道敷設現場。

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2010年8月19日、世界銀行副総裁兼チーフエコノミストの林毅夫(リン・イーフー)氏が講演で、中国の今年の経済成長率は10%を超えるとの見通しを示した。20日付で中国証券網が伝えた。

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記事によると、林氏は中国経済の発展速度と巨大な潜在力を強調、自身が6月に発表した「保八」(=8%の成長率維持)との楽観的な見方をさらに強くした。同氏はまた、金利の調整による通貨抑制政策の必要性を改めて強調。かねて「預金準備金率の引き上げは中小企業への貸し出しを圧迫し、失業率の悪化や所得不均衡をもたらし、内需拡大の妨げとなるなど問題が多いが、金利の調整ならば投資の減少、資産バブルの抑制などが可能である」と指摘していた。

中国経済については、「中国はすでに世界第2の経済体、貿易額も世界最大となったが、科学技術などの分野で先進諸国と依然として大きな隔たりがあり、これが将来の経済発展の障害となる可能性がある」と指摘した。今後の発展の方向性についても、「8〜10%のGDP成長率を保ちながら、ハイテク産業のレベルを高める必要がある。西側先進諸国の第3次産業革命の経験を参考に、核となる科学技術を買収することも可能だ。ただし、単純な模倣だけで終わるようなことは避けなければならない」と語った。(翻訳・編集/HA)

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