Record China 2010年8月20日(金) 8時17分
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17日、台湾紙・中国時報は、台湾の観光政策は中国人観光客の数ではなく台湾観光の質を重視すべきであると主張した。写真は台湾の人気観光地・阿里山。
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2010年8月17日、台湾紙・中国時報は、台湾の観光政策は中国人観光客の数ではなく台湾観光の質を重視すべきであると主張した。中国新聞社が伝えた。
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台北で開催されていた「海峡両岸台北旅行展」が16日に閉幕した。欧米や日本に替わって中台観光が焦点となり、まもなく解禁されると伝えられる中国人観光客の台湾への個人旅行が注目を集めている。
中国から台湾への団体旅行が08年7月に解禁されて以来、中国人観光客数は増加を続け、昨年は90万人を突破。今年は150万人を超えるとの予測もあり、近い将来に年間300万人も夢ではないと期待する関係者もいる。
しかし、中国人観光客の台湾の印象は「人混みでまるで夜市のような故宮」「汚い屋台や売店だらけの観光地」「お茶、玉石、パイナップルケーキ」「日月潭、阿里山、台北101ビル」に過ぎない。
台湾の観光政策は量ではなく質に重きを置くべきで、中国人観光客にガイドブックで紹介されているだけの台湾を見せるのではなく、台湾の自然生態の多様性を見てもらい、台湾文化を体験してもらうべきだと記事は指摘している。質への転換をはかるための最重要任務は客層の選択にある。購買力とリピート率のほかに、中国へ戻ってからの口コミが台湾観光のイメージを変える影響力を持っているかどうかが重要なポイントになる。
中国から台湾への個人旅行が解禁されれば、80〜90年代生まれの若い世代が主力になっていく。台湾の流行やファッションだけでなく、有名芸能人の中国公演実現などによって若い世代やホワイトカラー層を台湾へ引きつけ、その過程で台湾文化に触れてもらうような政策が必要である。
中国人観光客が繰り返し台湾を訪れるようになり、台湾文化の奥深い部分に触れることこそが台湾の観光政策の最終目標であり、そうなって初めて成功したと言えるだろうと記事はまとめている。(翻訳・編集/HA)
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