年老いた両親の世話、若者の7割「自信がない」―中国

Record China    2010年8月19日(木) 13時47分

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17日、少子高齢化が加速する中国だが、ある調査から若者の7割が年老いた親の世話について「自信がない」と考えていることがわかった。写真は湖北省の農村、孫の面倒を見る老夫婦。

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2010年8月17日、中国青年報によると、一人っ子政策の中で成長してきた「80後」と呼ばれる1980年代生まれの若者が結婚適齢期となってきているが、ある調査から若者の7割が年老いた親の世話について「自信がない」と考えていることがわかった。

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中国では一人っ子政策のため1組の夫婦が老父母4人と子ども1人を養う「421家庭」が増えており、社会問題となりつつある。そうした問題について、中国青年報社会調査センターが1612人を対象に調査を行った。調査対象の内訳は、「80後」が57.3%、1970年代生まれの「70後」が28.1%で、未婚者が46.2%、一人っ子が40.1%。

調査の結果、親の世話について「両親には近所に住んでもらう」と答えた人は58.3%、「両親と同居する」は43.5%、「定期的に実家へ世話をしに行く」は24.8%。「老人ホームに入ってもらいたい」という人は6.9%にとどまった。

しかし現実は厳しく、74.1%は生活や仕事のストレスが大きいことを理由に「親の世話ができるか自信がない」と答え、68.4%が「何人もの老人を養うことは大きな負担」と答えた。また、「親とは離れた場所に住んでいるが、呼び寄せて面倒を見ることは難しい」と答えた人も50.1%に上った。

北京で働いているある女性は、両親はまだ定年を迎えておらず、身体も不自由がないものの、「親が病気にでもなったら、自分はどうすれば良いのか」と思うことが多いと話した。(翻訳・編集/岡田)

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