青島ビールがアサヒビール現地合弁会社の株式45%を取得へ―中国

Record China    2010年8月18日(水) 13時31分

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17日、青島ビールがアサヒビール系の現地合弁会社・西湖ビール朝日有限公司(杭州)の45%の株式を取得する方向で両社の交渉が進んでいることがわかった。写真は青島ビール。

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2010年8月17日、中国新聞社によると、青島ビール(チンタオビール)がアサヒビール系の現地合弁会社・西湖ビール朝日有限公司(杭州)の45%の株式を取得する方向で両社の交渉が進んでいることがわかった。青島ビールは今年続けて福建省福州市と河北省石家庄市の工場での生産を始め、年間生産量を40万キロリットル増強したばかり。

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記事によると、青島ビールは98年から資本を拡大し始め、雪花ビール、燕京ビールと並ぶ中国3大ビールメーカーの地位を不動のものにした。また、08年から再びM&Aを加速させ、華南地区や上海などの市場を制し、中国国内市場における戦略的基盤を確立した。青島ビールは、中国政府が進めるM&A奨励政策を利用し、17の省と市の40社に上るビールメーカーを取り込んできた。

今回、西湖ビール朝日の株式取得によって、青島ビールは浙江省にも生産基地と市場を獲得することになり、長江デルタのシェア拡大は確実だ。99年には1000社以上あったビールメーカーは、現在約250社まで減少。青島ビール、雪花ビール、燕京ビール3社でシェアの40%を独占するなど、ほぼ三つ巴の形だ。今後中小ブランドがますます厳しい立場に追い込まれることが予想される。(翻訳・編集/津野尾)

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