2010年8月17日、中国の国営通信社・新華社はこのほど、検索サイト事業への参入を発表した。16日付新浪網は、新華社がドメイン「Guoso．cn」を入手していたと報道している。

【その他の写真】

12日、新華社は、携帯キャリア最大手の中国移動（チャイナ・モバイル）と共同で検索エンジン会社を設立すると発表した。新華社の周錫生（ジョウ・シーション）副社長は「国内外への情報発信力と世論をリードする力を向上させる上で重要な意味を持つ」と意気込みを語っている。

今回、消息筋が明かしたところによると、すでに新華社はドメインを入手したという。「Guoso．cn」「Guoso．com．cn」は検索すると、「新華ネットワーク有限公司」が所有者であると表記される。中国共産党の機関紙・人民日報も独自の検索サイト「goso．cn」をオープンさせているほか、中国中央電視台（CCTV）旗下のネットテレビ局CNTVも独自検索サイトの開設を発表するなど、中国検索市場には新規参入が相次いでいる。（翻訳・編集/KT）