Record China 2010年8月18日(水) 11時19分
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11日、日増しに政情が安定し中国との友好を深めるアフリカは中国へのエネルギー供給基地になりつつあると米メディアが報じた。写真はウガンダの女性たち。
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2010年8月11日、米オンライン紙クリスチャン・サイエンス・モニターは、日増しに政情が安定し中国との友好を深めるアフリカは中国へのエネルギー供給基地になりつつあると報じた。13日付で中国経済網が伝えた。以下はその概略。
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今週末、ガーナ政府はジュビリー油田の権益売却に関する最終決定を発表する。恐らく、中国海洋石油(CNOOC)が米エクソンモービルを破り、コスモス・エナジーから同油田の権益を獲得することになるだろう。同油田は近年、アフリカで発見された油田の中でも最大規模で、推定埋蔵量は18億バレル、油質もガソリンの精製に適した軽質油で硫黄分が少ない。
コスモス・エナジーはダラスに本部を置く株式非公開会社で、ジュビリー油田の23.5%の権益を所有。昨年からエクソンモービルとこの権益の売却をめぐる交渉を続けてきた。ウォールストリート・ジャーナルによると、両社は昨年末、売却に関する合意書を交わしたが、ガーナ政府がこれを認めず、同油田の13.8%の権益を持つガーナ国営石油公社(GNPC)もコスモス・エナジーの権益取得に名乗りを上げた。
記事によると、エクソンモービルは勝算を高めるため、提示額を40億ドルにまで引き上げたが、CNOOCは恐らくそれを上回る金額を提示したのであろう。CNOOCの提示額は非公開だが、ロイター通信によると、同社はこれに加えてガーナのインフラ整備に対する支援も約束した。
ガーナ政府が本当にCNOOCへの売却を決定したとすれば、エクソンモービルにとっては大きな痛手である。同社はアフリカの他の国でも同じような交渉を進めているが、今後それらが全て中国企業との競争に敗れてしまう恐れが出てきたからだ。実際、大規模な油田が発見されたのはガーナだけではない。コートジボワールでも発見されたほか、ウガンダ、ケニア、モザンビークなどでも積極的な油田探査が進められている。(翻訳・編集/NN)
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