南シナ海諸島領有権を主張する越、越に同調する米、これが中・米対立を激化さす―中国紙

Record China    2010年8月16日(月) 12時22分

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14日、中国紙は、南シナ海の領有権をめぐり対立するベトナムが、米国の力を借りて中国を牽制しようとしていると激しく非難した。写真はパラセル(西沙)諸島最大の島、ウッディー島(中国名:永興島)。中国が実効支配している。

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2010年8月14日、中国紙・環球時報は、南シナ海の領有権をめぐり中国と対立するベトナムが、米国の力を借りて中国を牽制しようとしていると激しく非難した。以下はその内容。

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クリントン米国務長官が7月23日、ベトナム・ハノイで行われた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議後に「南シナ海の航行の自由は米国の国家利益だ」と発言したことに続き、米原子力空母ジョージ・ワシントンと駆逐艦一隻が相次いでベトナムを訪れ、合同軍事演習を行った。米国、ベトナムともに両国海軍の関係強化は中国とは無関係だと言っているが、国際メディアのほとんどはそうは見ていない。ベトナムは一体何をしたいのか、中国国民にはっきりと説明するべきだ。

ベトナム人はもしかしたら中国に説明する義務はない、自分たちがしたいことを国際法が許す範囲でする権利がある、と思っているかも知れない。だが、こうしたやり方は南シナ海問題においては非常に危険だ。ベトナムの行動が中国の利益に抵触していることは、世界中が知っている。知らぬ存ぜぬでは通らない。中国は近年、南シナ海で常に抑えた行動をとってきた。それは、周辺国との対立を深めないようにとの配慮からである。だが、現在のベトナムは自己中心的としか言いようがない。近年は交戦も辞さない構えを示している。ベトナムは中越間の南シナ海問題を国際問題化し、米国の力を借りて中国を牽制する考えなのだ。

ベトナムは現在、米中関係の対立を深める大きな要因となっており、中国社会のベトナムに対する不満は急速に膨れ上がっている。こうした現象は中国の今後の対ベトナム政策に複雑な影響を及ぼすだろう。米海軍は南シナ海におけるベトナムのやりたい放題を保護する考えのようだが、中越が真正面から対立すれば、いかなる国の空母もベトナムの安全を守ることはできない。(翻訳・編集/NN)

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