世界一目前の中国の高級ブランド市場、ブランド各社も代理店廃し利益最大化を狙う―英メディア

Record China    2010年8月15日(日) 8時37分

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6日、中国が世界一の高級ブランド品消費国になることが確実視される中、ブランド各社が中国に大量の資金を投入、ブランドの支配権を巡って中国側と争う姿勢を鮮明に打ち出してきていると英メディアが報じた。写真は遼寧省瀋陽市のブランドショップ。

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2010年8月6日、ロイターは、中国が世界一の高級ブランド品消費国になることが確実となっていると報じるとともに、ブランド各社が中国に大量の資金を投入しており、ブランドの支配権を巡って中国側と争う姿勢を鮮明に打ち出してきていると指摘した。11日付で環球時報が伝えた。

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記事によると、多くのブランドは既に、過去10年の間に中国の代理店を通して中国市場進出を果たしている。しかし販売を中国側に任せるこのやり方の行く先に危機感をいだく各ブランドは、巨大な自己資金を販売分野にも投入し始めた。たとえばバーバリーは7000万ポンドを費やして中国30都市の代理店50店舗を買収したが、代理店による営業利益は年間2000万ポンドにもなるという。ラルフ・ローレンも、中国での販売権を買い戻した。

中国は現在、世界第2の高級ブランド品市場で、09年の売り上げは前年比12%増、96億ドルに達しており、世界の全ブランド品の27.5%が中国で消費されたことになる。関係者によると、将来数年間、この市場は年30%の成長を見込んでいる。そこで代理店を仲介せず独自の販売ルートを確保すれば、販売コストを下げ、利潤を最大化することでその恩恵を直接受けられるようになるというわけだ。

高級ブランド品の主な市場は東部沿海地域だが、この地域の人口は総人口の5%に過ぎない。内陸都市や中小都市の潜在的需要は大きい。スイスのバリーは、将来数年以内に中小都市に進出すると明言しており、内モンゴル自治区のフフホト市では既に店舗がオープンしている。(翻訳・編集/津野尾)

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