<性早熟症粉ミルク>疑惑の製品、原材料はメラミン問題企業の大株主が供給―中国メディア

Record China    2010年8月12日(木) 12時3分

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11日、人民網は「聖元粉ミルクの原料、元三鹿集団大株主の供給と発覚」を掲載した。疑惑の製品はニュージーランド産原材料を使用しているが、同国の乳牛は成長ホルモンを使っているという。写真は性早熟症の疑いがある浙江省の乳児。

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2010年8月11日、人民網は記事「聖元粉ミルクの原料、元三鹿集団大株主の供給と発覚」を掲載した。

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乳児の性早熟症を誘発させているとの疑惑が取りざたされている聖元社の粉ミルク。オフィシャルサイトには「欧州連合(EU)の優れた牧場の良質なミルクを原材料として使用しています」と表記されているが、米国で発表された年報では「ニュージーランドから輸入」と書かれている。製品の包装には「乳原料は全てEU産です」との表記。しかし「特殊な状況下ではEU外の乳原料を使うこともあります」との但し書きがある。

果たして聖元はどこの乳原料を使っているのか。2009年の年報によると、聖元の発売する「優博」「伏聡」「荷蘭」という粉ミルク3ブランドは、全てニュージーランドのフォンテラ社から供給された原料を使用している。フォンテラ社は一昨年、メラミン混入粉ミルク事件を引き起こした三鹿集団の株主第2位だった。

かつて中国乳業協会の王丁錦(ワン・ディンジン)常務理事は、21世紀経済報道の取材に答え、「米国の法律は発育段階で乳牛に成長ホルモンを使用することを認めており、ニュージーランドの乳牛も成長ホルモンを注射している。唯一、EUだけが使用しない」と話している。

果たして粉ミルクが乳児の性早熟症を引き起こしたのだろうか。消費者の疑念が高まる中、中国衛生部は10日、性早熟症の乳児が確認された湖北省の食品安全監督指導グループに調査を命じたことを発表した。また、武漢市ではホルモン検出調査が実施されており、間もなく一部の結果が発表される予定だ。(翻訳・編集/KT)

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