中国のコンサートチケット、一般客向けは高すぎ=その筋へ配るタダ券多すぎ―英紙

Record China    2010年8月13日(金) 16時50分

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10日、英フィナンシャル・タイムズ紙は「中国公演のチケット価格はなぜ高い?」との記事を掲載した。写真は10年7月、台湾のトップアーティスト、ジェイ・チョウの北京公演。

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2010年8月10日、国際在線によると、英フィナンシャル・タイムズ紙が「中国公演のチケット価格はなぜ高い?」との記事を掲載した。

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台湾の人気ユニット「F.I.R.」(飛兒樂團)やジェイ・チョウ(周杰倫)など、台湾や香港の芸能人の多くが中国公演を行っているが、同じ人のコンサートでも北京など本土での公演のほうが香港や台湾での公演よりも30〜40%も割高になっているという。台湾のトップアーティスト、ジェイ・チョウを例にとると、あるツアーの台北公演ではチケット価格が800〜5500台湾ドル(約2100〜1万5000円)なのだが、北京公演では280〜1680人民元(約3500〜2万1000円)となっている。

ある業界関係者は、協賛企業への見返りや優待チケット枠の確保により、一般チケットの価格が上昇していると話す。一部企業がチケットを高額で購入して顧客へ贈っていることや、興行主が慣例として公安警察や消防・政府の文化機関などの関係者に優待席を設けていることが大きく影響しているという。その優待席は全客席の30〜40%を占めるとの情報もある。

こうした中、最も不利益を被っているのは、高いチケット価格を甘んじて受け入れなければならない一般の観客だと記事は指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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