2010年8月6日、中国広播網によると、向こう20年間で中国に現存する半数以上の住宅を建て直す必要があるという。5日、広州市で開かれた中国不動産金融年会で中国都市建設経済研究所の陳淮分（チェン・ホアイフェン）所長が指摘した。

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記事によると、中国で老朽化した建造物を建て替える大規模な都市再開発事業が始まって既に10年が過ぎた。しかし陳所長は「半数以上の住宅はまだ向こう15〜20年間に建て替える必要に直面している」との見方を示した。同所長はさらに、「1949年（中国建国時）以前に建てられた住宅は建築後60〜70年を経過している。歴史的価値のある一部の建造物を除いて、保存する価値はない」と述べた。

1949〜1979年までに建てられた住宅も同じく建て替えの必要があるという。「1979〜1999年の住宅は、『単位（所属勤務先）』による住宅分配制の背景のなか建てられた福利目的の住宅が主体であるため、一定の保存価値はある」と同所長は指摘するが、住宅の利便性などが今後の都市開発にそぐわないため、その寿命は10〜15年ほどしか残されていないという。

同所長によれば、今後進められていく都市開発のなかで生き延びていく住宅は、1999年以降に建てられたものだけだという。（翻訳・編集/津野尾）