65歳以上の高齢者は2015年までに2億人、要介護者は1000万人に―中国

Record China    2010年8月6日(金) 16時13分

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4日、中国人口学会によると、2015年までに中国の65歳以上の高齢者人口は2億人に達し、うち長期的な介護が必要な人は1000万人に上ると予測されている。写真は26日、湖北省恩施トゥチャ族ミャオ族自治州宣恩県にある長寿村。

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2010年8月4日、中国人口学会によると、2015年までに中国の65歳以上の高齢者人口は2億人に達し、うち長期的な介護が必要な人は1000万人に上ると予測されている。工人日報が伝えた。

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天津市の鶴童老年福利協会理事長で、長期介護全国連盟会長の方嘉珂(ファン・ジアコー)氏が中国の高齢者介護の現状を紹介した。方氏によると、中国の高齢者人口に関する統計は各部門によってまちまち。台湾では65歳以上の高齢者のうち長期的な介護が必要な人の割合が5.5%に上ることから、仮に中国の高齢者人口の半数が65歳以上だとして、同じ割合で計算した場合、2015年には長期的な介護が必要な人は1000万人を超えると推測される。中国の65歳以上の高齢者は2015年までに2億人に達すると予測されている。

だが、方氏によると、中国では高齢者介護の体制は全くと言ってよいほど整っておらず、介護が必要な高齢者は十分なケアを受けられないでいる。介護する人も専門職ではなく農村から出てきた失業者が担う場合がほとんど。学歴も小学校中退か卒業程度で、字も十分に読めない場合もある。雇う側も雇われる側も知識が乏しいため、24時間体制で介護に従事させられ、過労死することもあるという。その背景には介護を管轄する行政組織が縦割りで、介護サービスに関する基準が確立されていないという問題が存在する。

こうした現状を踏まえ、方氏は早急に着手すべき問題点として、介護施設の建設や保険制度の確立、介護職員の育成などを挙げた。(翻訳・編集/NN)

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