2010年7月29日、先の参院選で過去最高の得票数で圧勝し、絶大な人気を見せつけた蓮舫行政刷新相について、中国紙・解放日報は「庶民のためになる行動をとれば、おのずと尊敬は得られるという啓示を与えた」と論じた専門家の寄稿を掲載した。

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上海国際問題研究院日本研究センターの廉徳瑰（リエン・ドーグイ）副主任が論じた。廉副主任は、首相が頻繁に交代するなど迷走を続ける日本の政治に国民は失望している、と指摘した上で、中国系の蓮舫大臣が過去最高の170万票で日本国民から絶大な支持を得たことは「事業仕分け」の功績が大きいと分析。既得権益者を敵に回してでも徹底的に無駄を省こうとする蓮舫大臣の姿勢は、巨額の財政赤字を抱えた日本を憂う国民の心をつかんだと絶賛した。

廉氏は、蓮舫大臣は「たちあがれ日本」を結党した平沼赳夫元経済産業相が言うように「純粋な日本人ではない」し、世間が持ち上げるように首相になるにも時期尚早だと指摘。その上で、「本当に国や庶民のためになることをすれば、おのずと支持され尊敬も得られる、という啓示を日本中の政治家に与えた」と強調した。（翻訳・編集/NN）