Record China 2010年7月25日(日) 21時4分
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22日、シンガポール華字紙・聯合早報は記事「中国の国際同盟結成の道を探る」を掲載した。日韓との協力を深化させるべきと提言している。写真は2010年7月23日、上海市。韓国ウィークの開幕日。
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2010年7月22日、シンガポール華字紙・聯合早報は記事「中国の国際同盟結成の道を探る」を掲載した。日韓との協力を深化させるべきだと提言している。以下はその抄訳。
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現在、重要な国際問題は全て各国の協調によって解決されるようになってきている。そうした中、強力な盟友の支持を得ることはきわめて重要。強者同士の同盟だけが国際的な影響力を高め、自国の利益を最大化させることができるのだ。
では中国はどの国と盟友になるべきなのか。日韓がその最有力候補となるだろう。日本は世界トップ3に入る経済規模を誇り、技術力も高い。韓国は新興国のリーダーだ。両国は強い影響力と実力を持っている。日中韓3国は地理的にも近く、経済的にも相互補完性が強い。文化や生活習慣も強く、東アジア文化の復興という共通の理念もある。
中国は日韓との同盟に向け、いくつかの手段を講じる必要がある。第一に外交能力を高め、領土問題の衝突を弱めることが重要。中国に脅威を感じた日韓が軍事力を強化し、米国との同盟関係を強化しないように注意しなければならない。
第二に日中韓の防衛協調機関を設立、共同演習や連合護衛艦隊の運用などに取り組む必要がある。第三に日中は軍事、宇宙開発技術の協力を深める。これにより日米間の軋轢を激化させ、日米関係を動揺させる。第四に北朝鮮の挑発行為を止めさせ、韓国国民の安全への不安を解消させる。同時に韓国社会の反米感情を高め、朝鮮半島における米軍の影響力を弱める。
以上4点を遂行することができれば、日韓は台湾問題など中国の核心的利益に関する問題で、中国を全面的に支持することになるだろう。そしてEUを見習って石炭、鉄鋼、原油、原子力、宇宙開発など分野別の協力機関から始めて、その後、自由貿易協定(FTA)により経済的結びつきを強化。最終的には政治、経済、軍事の全てを含む全面的な同盟へと発展できる。
外交こそが上策であり、兵を動かすのは下策である。中国への包囲を軍事的に打ち破るのではなく、同盟を通じて自然と包囲を瓦解させなければならない。日韓が中国にくみすれば、中国の主張はただ一国の主張ではなくなり、偏見で見られることもなくなる。また他のアジア太平洋諸国も日中韓の東アジア同盟に興味を抱くようになれば、同盟はさらに大きなものとなる。その時、アジアは一つの声で話すようになり、その声はより大きく、より響くものとなるだろう。(翻訳・編集/KT)
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