Record China 2010年7月24日(土) 12時26分
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21日、中国人ブロガー、劉洪波氏が「大連のパイプライン爆発後の汚染はどれくらい深刻なのか」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は事故現場。
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2010年7月21日、中国人ブロガー、劉洪波(リウ・ホンボー)氏が「大連のパイプライン爆発後の汚染はどれくらい深刻なのか」と題した記事を中国のブログサイト・新浪博客に掲載した。以下はその概略。
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16日、遼寧省大連市の大連新港付近のパイプラインが爆発、炎上したが、すぐに消火された。そして、中国石油大学の専門家はすぐに「メキシコ湾の原油流出事故とは違う。埠頭辺りに影響が出ただけ。すぐに回収できる」との見解を示した。確かにメキシコ湾のような規模ではないが、この言い方は少々軽すぎないだろうか。報道によると、すでに100平方キロメートルの海面が汚染されている。しかも、海洋環境保護の専門家はこの石油の専門家と違い、「楽観視すべきではない」と言っているのだ。
爆発後の陸の様子はどうだったか?事故現場から10km以内ではタイヤが焼けるようなにおいが立ち込め、5km以内になるとそれは強烈なものとなった。近くの山は頂上付近が黒煙で覆われ、木や草花にも黒い灰のようなものが降り注いだ。それなのに、「大連市全体の空気の質は国家基準を超えていない。人体にも影響はない」とされ、付近の海域に住む600世帯には避難勧告も出されていない。
さらに、今回の事故では、いまだに責任の所在もはっきりしていない。事故後すぐに英BPの責任が明らかとなったメキシコ湾の事故とは大きな違いだ。今回の事故では所有者である国有の中国石油がいち早く「無関係」を表明。19日付の新華社報道も「タンカーが外国籍」であることを強調していた。メキシコ湾の事故では賠償金の大部分が現地の漁師や旅行会社に支払われるというが、大連では恐らく誰もその部分には関心すら示さないだろう。
大連の爆発事故は確かにメキシコ湾の事故とは違っていた。両者の違いは原油流出量の違いだけではなかったようだ。(翻訳・編集/NN)
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