メルセデス・ベンツの中国法人、幹部が軒並み昇格=ドイツ本社の期待を背負い現地化進む―中国

Record China    2010年7月25日(日) 16時24分

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22日、メルセデス・ベンツ中国法人がドイツ本社によって格上げされ、高級管理職に対しても軒並み昇格措置がとられるなど、同社の中国におけるより一層の現地化が進んでいる。写真は北京モーターショーで公開されたメルセデス・ベンツSLS AMG。

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2010年7月22日、京華時報によると、メルセデス・ベンツ中国法人がドイツ本社によって格上げされ、高級管理職に対しても軒並み昇格措置がとられ、同社は中国におけるより一層の現地化を進めた。

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記事によると、同中国法人に中国籍の副総裁が新たに3人生まれたほか、クラウス・マイヤー総裁がメルセデス・ベンツの中国合弁企業である北京ベンツ・ダイムラー・クライスラー(BBDC)のCEOと同等の地位にまで昇格した。同中国法人の傑出した販売実績と世界における地位の上昇に伴い、「集団昇進」という形が実現した、と記事は報じた。

メルセデス・ベンツを傘下に置く独ダイムラー・クライスラーの、中国法人への期待が見て取れる。同社は、今年の中国市場での中期販売目標を30万台と設定している。数年前ならこの目標はジョークとしか受け止められなかっただろうが、今はこの目標達成を疑う者はいない。上半期の売上台数はすでに前年比100%増を記録しているという。

専門家は、「以前はこのような高い地位が中国側に与えられることはなかった」と指摘。外資による合弁企業では重要なポストに中国側と本国側それぞれ1名ずつ置き監督させ合う方法が一般的で、また外資系企業で働く中国籍の管理職もある程度以上の昇進は望めないのが現実だったという。記事は、BMWも中国側の人材の積極的な登用と昇格を進めるなど、同様に現地化を進めていると伝えている。(翻訳・編集/津野尾)

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