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20日、米紙は、携帯電話のショートメールやパソコンの普及で、多くの中国人はどのように漢字を書くか忘れてしまったと報道した。資料写真。
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2010年7月20日付の中国経済網によると、米ロサンゼルス・タイムズ紙は、中国では携帯電話のショートメールやパソコンでの文書作成など、執筆作業をローマ字入力で行うことが多いため、手で文字を書くという作業が激減、どのように漢字を書くか忘れてしまった人々が増えていると報道した。
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同紙によると、中国でも携帯電話・パソコン・スマートフォンなどの機器が発達しより身近になったため、中国人にとっても手で字を書く機会が激減した。中国語入力は、発音記号であるピンインをローマ字で入力して漢字に変換するため、いざペンを執ると、習ったはずの漢字を忘れているという現象がよく起こる。
こうした新たな識字問題は多くの中国人も自覚しているようだ。例えば、北京出身の30歳、カメラマンの馬思朗(マー・スーラン)さんはある日、買い物をする際に明細書を書こうとして「シャンプー(洗髪精)」という文字の書き方がわからなかったという。
ある調査によると、2072人のうち実に83%が文字を書く際に「困難を覚える」と答えた。ロサンゼルスタイムズ紙は、「漢字以上に中国5000年の伝統文化を伝えるものはない。コミュニケーション手段としてだけではなく、芸術としても大切にしていかなければならない」と主張する。(翻訳・編集/小坂)
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