中東との関係深める中国、背景には米国への不信感―米紙

Record China    2010年7月19日(月) 6時18分

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14日、中国政府は中東地の安定をこれまで以上に重要視しているが、その背景には米国への不信感があるという。写真は上海万博のイラン館。

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2010年7月13日、米クリスチャン・サイエンス・モニター紙は「中国はなぜ中東の重要な顧客になったのか」と題した記事を掲載した。中国政府は中国製品の市場開拓や石油の必要性などのため、中東地域の安定をこれまで以上に重要視しているが、その背景には米国への不信感があるという。14日付で環球網が伝えた。

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中国と中東の貿易は過去5年間で倍増しており、中国の中東向け輸出額は05年には280億ドルだったが、09年には570億ドルにまで増加している。輸入額も05年には34億ドルだったが、09年には61億ドルに増加。中国は米国に代わり、中東への最大の輸出国になろうとしている。また、中東での中国企業の活動も活発で、中国の建設会社が契約を取りつけるケースが増えている。

米シンクタンク「ニュー・アメリカ・ファウンデーション」の専門家は、これまで中国は中東の安定について米国に頼ってきたが、現在はすでに米国への信頼感を失っているとし、特にイラク戦争以降、中東の安定に対して米国の政策や過度なユニラテラリズム(単独主義)が大きな脅威になっているのではとの見方が中国人の間で強まっており、中東との関係を深める原因となっていると指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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