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子どもたちが路上で芸をして、道行く人から小銭を集めている。彼らは自らの意思でこれをやっているのではなく、背後に指示を出す大人がいるのだという。稼いだ金も、ほとんど彼らの手には入らない。
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2006年12月10日、河南(かなん)省鄭州(ていしゅう)市の27広場で、子ども2人による身の毛もよだつような演出が行なわれている。
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2人のうちの1人である12歳の子どもは、平均気温2℃というこの寒空に、上半身裸で芸をしている。彼の首には太い針金が巻きつけられ、冷や汗を流し唇が青くなっており、非常に苦しそうな表情をしている。もう1人の大きいほうの子どもは、難しい皿回しなどをかなり上手にこなす。恐らく長い年月をこの練習に費やしてきたのだろう。
鄭州市の公安局の話によると、未成年者がこのように街に出て、芸能で生計を立てる現象は他都市で見られるが、これらの子どもの背後には指導する大人がいるという。このような子どもたちは、大抵貧しい農村から買い付けられてやって来た。芸をして稼いだ利益のうち、子どもや子どもの家族の手に渡されるのはほんの一部だそうだ。
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