Record China 2010年7月14日(水) 16時45分
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2010年7月12日、シンガポールのリー・クアンユー顧問相は慧眼中国世界フォーラムに出席、中国首脳の世代交代が中国共産党内部の合意という方向に傾き、より安定的になっていると発言した。写真は北京市・中南海の新華門。
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2010年7月12日、シンガポールのリー・クアンユー顧問相は慧眼中国世界フォーラムに出席、中国首脳の世代交代が中国共産党内部の合意という方向に傾き、より安定的になっていると発言した。13日、シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。
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次世代の中国首脳と見られているのは習近平(シー・ジンピン)副主席と李克強(リー・クーチャン)副総理の2人。現トップの胡錦濤(フー・ジンタオ)主席と同じく団派(中国共産主義青年団出身者)に属しているのは李副総理だが、共産党幹部の多くは習副主席を本命と考えているようだ。
リー顧問相は、中国共産党は執政党としての地位を保持しようと企図しており、そのためには団結できる組織だと指摘。そのために今後、党内での話し合いと合意での次世代を選ぶ方式が続くと分析した。トウ小平(デン・シャオピン)、胡耀邦(フー・ヤオバン)、趙紫陽(ジャオ・ズーヤン)など過去の指導者交代と比べ、より安定的かつ制度化したものになるという。
またリー顧問相は20〜30年以内に中国の経済力が米国を追い抜くとの見通しを示した。その時、中国は欧米とは異なる東洋的民主主義を生み出すのだろうか。13億人もいる中国では自由に立候補を認める選挙は不可能だとリー顧問相は指摘した。ただし、さらなる民主化を進める必要性はあり、あらかじめ選ばれた3〜4人の候補者にしぼって選挙を行う方法は導入可能だと話した。(翻訳・編集/KT)
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